2010年03月20日 19:12
『 祈 り 』
(NYリハビリテーション研究所の壁に書かれた詩)
大事を成そうとして、力を与えてほしいと神に求めたのに、
慎み深く従順であるようにと弱さを授かった。
より偉大なことができるようにと健康を求めたのに、
より良きことができるようにと病弱を与えられた。
幸せになろうとして富を求めたのに、
賢明であるようにと貧困を授かった。
世の人々の賞賛を得ようとして権力を求めたのに、
神の前にひざまずくようにと弱さを授かった。
人生を享受しようとあらゆるものを求めたのに、
あらゆることを喜べるようにと生命を授かった。
求めたものはひとつとして与えられなかったが、
願いは全て聞き届けられた。
神の意にそわぬ者であるにかかわらず、
心の中の言い表せない祈りは
すべて叶えられた。
私はあらゆる人の中で
もっとも豊かに祝福されたのだ。
~・~・~・~・~・~
南北戦争に従軍した兵士が残したと言われるこの詩は、
「無名兵士の祈り」「叶えられた祈り」「病者の祈り」など、
さまざまなタイトルで呼ばれているそうです。
この詩をたまたまインターネットで見つけた時、
大変大きな感銘を受け、
この詩を歌にして多くの人に届けたい!!と曲をつけました。
この曲は2ndアルバム・3rdアルバムに収められていますが、
3rdアルバムのピアノバージョンの「祈り」の曲は、
県内でもコマーシャルで用いていただき、
また、関東地区中心に11か所の放送局から放送されている
「ライフ・ライン」という番組の中で放送していただいたりと、
多くの人に聴いていただく機会が与えられ、
大きな反響をいただきました。
成功や繁栄や富を得ることと幸せになることは違う。
私たち人間にとっての『幸せ』とは何だろう?
・・・・そんなことを深く考えさせられる詩だと思います。